2024/09/27 16:08

こんにちは。ショップオーナーのOV2です。

9月も中頃になり、ようやく涼しくなってきましたね。日中でも網戸にして過ごすことができる季節となり、秋の訪れを感じます。

窓を開けると、我が家の愛猫ビツがいそいそと窓辺にやってきます。ビツは元野良猫なので、外の世界にとても興味津々。網戸越しにいつも外の景色を眺めています。
ビツは虫や鳥を見つけると、まるで小さなハンターのように「カカカッ」と独特の鳴き声を立てます。
夜風に吹かれながら外の匂いを感じ、陽射しが差し込む時間帯には、体を細長く伸ばして少しでも日向ぼっこを楽しもうとしています。
特に季節の変わり目には、暖かさを求めて体をぐーんと伸ばしている姿がとても愛らしく、その仕草を見ているだけでこちらもほっこりとした気持ちになります。


しかし、そんなビツの背中を窓辺からじっと見つめていると、なんとも複雑な気持ちが湧いてきます。
かつて野良猫として外の世界で生き抜いてきたビツには、今でも外の世界が魅力的に映っているのかもしれません。
もちろん、病気やケガ、脱走のリスクを考えると、今さら外に戻したり、散歩に連れ出すことはできません。
安全で快適な家の中、暖かい寝床があり、ご飯に困ることもなく、車との衝突やケンカの危険もないこの生活が、彼女にとって最良だと信じています。


それでも、窓越しにじっと外を見つめるビツの姿を見ると、時折、かつてのたくましい姿が頭をよぎります。
外の世界で自由に、しかし危険と隣り合わせで生き抜いてきた彼女の短くも濃い猫の人生は、今の平和な暮らしとはまた違う、刺激的で生き生きとしたものであったに違いありません。


そんな彼女の背中を見ると、家猫としての安全で平穏な生活と、自由で冒険に満ちた外の世界の狭間で葛藤しているようにも感じられます。(妄想ですが)
ビツにとって今の生活が幸せなのかどうか、彼女の小さな胸の内を想像しながら、今日も優しい秋の風を共に感じています。